じいちゃんは今日も”への字”ぐち

介護福祉士、石ころのシッポの介護現場でのドタバタエピソードや介護、健康、美容などのお役立ち情報もご紹介していきたいと思います。ゆっくり、まったり更新していきますのでよろしくお願いいたします。

沢山ある介護施設。どのようなものかご存知ですか?

 

本日のお話です。世の中には沢山の介護施設があります。
皆さんはそれを理解できていますか?
私はこの仕事につくまではひとくくりに{老人ホーム}と思っていました。
でもいろいろと違いがあるのです。
 あなたがこれからお世話になる施設、あなたの親がお世話になる施設。あなたの知り合いがお世話になっている施設。
それがどういうものか知っていて損はしないと思います。
その違いをちょっとお勉強してみませんか?

 

1.介護老人福祉施設特別養護老人ホーム、通称 特養)

 常時介護が必要で家での生活が難しい方に日常生活の場を提供する施設です。原則として要介護3以上の人が入所できます。特養は入所の費用(家賃)が所得によって変わるというメリットがあります。

 

2.介護老人保健施設(通称 老健

  入院治療の必要のない要介護者を対象に、介護、看護、リハビリなどを行う施設です。医療施設、福祉施設、在宅のちょうど中間に位置づけされている施設となります。
要介護1から要介護5までの65歳以上の人また、特定疾病により要介護状態になった40歳から64歳までの人が対象になっています。

 

3.介護療養型医療施設 (病院)
  慢性疾患をもっており、長期療養が必要となる介護者を対象にした医療施設です。
医学的な管理や看護などを行い、介護者10人に対して1人の看護師が付いています。
しかしこの医療施設は平成30年3月末までのサービスになります。

上記のものが主に大きな施設型としてあげられます。
しかし最近の国の方針で介護は介護される人が住み慣れた環境で行われるべき、という考え方をもとに少し規模を小さくしての施設が増えてきました。


4.認知症対応型共同生活介護グループホーム
  要支援2から要介護5と認定された認知症の高齢者が原則として入所されています。共同生活が可能な人が入居の対象となっています。
1つの共同生活住居の定員が5から9人までとなり、個室が原則です。
居間、食道、台所、浴室、の共有スペースがあることが条件になっています。

 

5.小規模多機能型(通称 小規模多機能、小多機)
  サービス付き高齢者住宅を併設している施設が多く主に通い、訪問、泊りというサービスを組み合わせています。
また併設している高齢者住宅に住んでいなくても自宅に住みながらサービスを受けることができるというメリットもあります。定員は29名。

訪問…食事、排せつ、服薬、安否確認、洗濯、掃除、買い物など必要なサービスを必要最短時間訪問して的確に行うサービス。

通い…施設に通ってくるもしくは送迎されて施設に来所され入浴など必要なサービスを受ける。

泊り…家族の急な用事、冠婚葬祭、休息、入院など自宅での介護が困難になったとき一時的に施設に宿泊してサービスの提供を行う。

小規模多機能は通い、訪問、泊りのサービスを組み合わせ24時間365日切れ目のないサービスを顔なじみのスタッフにより提供を行うことができるようになっています。

国の方針ではこの小規模多機能型をこれから更に増やしていこうとしているようですね。
ちなみに私、石ころのシッポもこの小規模多機能に勤めております。

上記にあげた5つの施設サービスは介護保険内のサービスで受けることができます。
あなたがもしご家族、知り合い、ご自分で介護施設を必要となったとき、まずはしっかり施設の見学、スタッフの動きを見ることが必要です。1度の見学で決めるのはこの世界で働いているものとしてはお勧めしませんね。
介護が必要な方にとって一番自分らしく生活できることを重要視してほしいと思います。
あっ!それでも集団生活になりますから、それなりのルールは必ずありますのでそこはちゃんとしてほしいですね。

この記事がこれから施設を選んでいく方の参考になっていただければうれしいです。


お読み頂き有難うございました。
これからもゆっくり、まったりではありますが頑張っていきたいと思います。
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