自分の最後を考えたことありますか?
こんにちは。本日も遊びにきて頂き有り難うございます。
昨日は介護の学校の日でした。
昨日学習したことは「死にゆく人への介護」なかなか重い内容でした。
病気が治る可能性がなく数週間から半年程度で死を迎えると予想される時期を終末期というそうです。
人の死が迫ってきた時その人にはいろいろな徴候がでてくるそうです。
・呼吸は不規則な間隔になり、深さが乱れてくる。ゼーゼーと音がしたり下顎を動かして呼吸するようになる。
・体温は低下し手足が冷たくなる。(脱水により発熱する場合もある)
・脈はリズムが乱れ、弱くなり手首の所で触れにくくなる。
・血圧は下降し徐々に計れなくなる。
・意識は低下し眠る時間が長くなる。
・呼吸が浅くなることから酸素欠乏になり、チアノーゼがでる。(唇、爪)
このような終末期を迎えた利用者様とどのように向き合い介護にたずさわるか。難しい内容でした。
死を宣告されたとき、人はそれを受け入れるまでにさまざまな心の変化をたどるそうです。
「何かの間違いだ」と事実を否定し、周囲から距離をおく否認と孤立の段階
「なぜ私が死ななければならないの!」と事実を自覚できたときにおこる怒りの段階
「神様、仏様、病気が治れば何でも言うことを聞きます。」という取引の段階
そして「死は自然なこと」と認識が達した受容段階
この5つの段階をいったり来たりしながらココロは受容へとむかうそうです。
この複雑な心の変化を迎えている間はご家族もいろいろな葛藤があることでしょう。ただしその間に私達介護士とご家族は大事なことをご本人とよく話し合わなければならないということでした。
それは「どこで」「誰と」「どのように」死を迎えたいかということ。
例えば救急蘇生をするのか、人工呼吸器や除細動器を使用するのか、臓器提供はどうするのか…。
などこれらのご本人の意思をご家族とともに共有する事が必要になってくるそうです。
そしてこれらは書面として残しておくことが理想ということでした。
私達介護士は死を目の前にしている利用者様と御家族がいかに後悔なく、その人らしく死を迎えることができるか、それをサポートしなければならない重要な立場になるということ。
それを学んできました。
私にそれができるのだろうか?
考えさせられる内容ではありましたが心と体がどのように変化していくのかを知ることができてよかった。そう思った時間でした。