貴方の便秘、薬に頼っていませんか?
こんにちは。本日もお越し頂き有難うございます。
本日のお話は便秘のお話です。
介護施設にいると利用者さんの多くが下剤を利用して便を出している方が本当に多いです。
理由はさまざまですが多くは「トイレが近くなるから水を飲まない。」という水分不足。当然便に含まれる水分が少ないので便秘になります。
また「野菜嫌い」も原因の一つにありますね。食物繊維不足。
そして服用されているお薬の影響というのも原因にあげられるようですね。
便秘にも大きく3つ種類があります。
弛緩性便秘…大腸の運動が低下することで便が長時間排出できず水分が吸収され便が固くなる便秘。原因は加齢、運動不足、食物繊維不足。
痙攣性便秘…大腸が痙攣をおこし狭くなります。そこを便が通過できずに便がたまる便秘。この便秘は腹痛や腹部の不快感を伴います。原因はストレス。
直腸性便秘…直腸に便があるのにがまんしすぎたり腹筋が弱くお腹に力を入れれなくて便を出せない便秘。
特に若いころから便秘気味で薬に頼って便を出していた方は歳をとってきて筋力も低下するとさらに便を出せなくなります。薬も若い頃から利用されているので効果が薄くなり排便困難になります。そのような方はどのように便をだすのか。
それは医療行為である摘便という処置がされます。この摘便は肛門から指などを入れ便を掻き出すという処置になります。
私のいる施設の方にも摘便をされる方がいらっしゃいますが大変な痛みを伴います。
その利用者様は「痛い!やめて!助けて!」と泣き叫びます。暴れてどうにかこの処置から逃げようとされます。それほど辛い処置になります。
便秘にならないためにも普段の生活が重要になります。
1.便意を我慢しない。
2.水分をきちんととる。
3.食物繊維を、発酵食品をとりいれる。
4..きちんとした排便姿勢をとる。
(排便姿勢とは上体を少し前かがみにして、床に足をつけかかとを少しあげる姿勢のことをいいます。)
5.適度な運動をする。
ベットの上でもできる上体ひねり、足関節の屈伸、膝の屈伸、腹式呼吸、おへそを中心に{の}の字をかくようにする腹部マッサージなどが効果的です。
6.ストレスをためない。ストレスをうまくコントロールする。
7.できるだけ薬に頼らず自分の力で排便できるようにする。あくまでも薬は最終手段にする。
以上のことを注意するべきでしょう。便秘が原因で大腸がんになったという報告もあります。たかが便秘とは思わずふだんからのスッキリできるよう心掛けたいものです。