サービス付き高齢者住宅のサービスって?
こんにちは。本日のお話は最近よく見かけるサービス付き高齢者住宅のお話です。
少し前に「サービス付き高齢者住宅ってどんなの?」と聞かれましたので改めてまとめてみたいと思います。
この「サービス付き高齢者住宅」、通称「サ高住」のサービスってなんだかご存知ですか?
私、正直最近までよく知りませんでした。というよりそこに入れば介護サービスをしてもらえるのだと思っていました。
サービス付きとうたっていればそう思われる方も多いかと思います。
しかし調べてみたところこの「サービス付き」のサービスとは『安否確認』と『生活相談』のみとなります。
これは国の基準によるサービスということですが…。
このサービス付き高齢者住宅は民間で経営しているもので、原則自立して生活できる人が入居の基本になります。
手すりやバリアフリーの作りになっているのは当たり前ですね。
ただし、要介護状態の方が入居できないかといえばそうとも限りません。
「サ高住」でもデイサービスなどの在宅サービス事業所を併設している所もあるからです。
ただし介護保険による介護サービスとなりますので「サ高住」とは別契約になりその介護サービスを利用するともちろん1割から2割の別に自己負担はかかります。
「サ高住」は新しい物件が多いためその綺麗なものにひかれてしっかりと吟味せず、後になり後悔をするケースも少なくないようですね。
「サ高住」を選ぶときは
1.「サ高住」にかかる費用と通院費、娯楽費なども含めた毎月かかる費用の総額
2. 部屋の使い勝手
3. 共用スペース(食堂、台所、浴室、洗面所など)の設備、使い勝手
4. 食事の内容
5. 生活相談、介護サービスの内容
6. 介護サービス以外のサービズの状況
7. 立地の条件
上記のことを目安にして、複数の物件の見学を行って職員や入居されている方の雰囲気などもしっり吟味したほうがいいと思います。
一度入居してからではなかなか転居するのも難しくなるでしょうからね。
出来るだけ後悔の無いようにしたいものです。
さて「サ高住」は基本的にはバリアフリーの住むところと考えてもらったほうがいいようですね。
それでは「入浴の介助」「トイレ介助」「食事介助」などの介護保険による介護サービスをうけるにはどうすればいいでしょうか?
1.訪問介護サービスを受ける。
自宅での入浴を希望するのであればまず、近くの市町村役場に相談し、訪問介護ステーションなどと契約。自宅への介護士の訪問を受けサービスを受ける。
2.小規模多機能型ホームと契約をする。
小規模多機能型ホームは自宅の住所と同じ市町村の住所のホームしか契約できません。
ただし小規模多機能型ホームは自宅に介護士が訪問してサービスを受けることもできればデイサービスを利用してサービスを受けることもできる。また家族の都合などで一時的に「泊り」という短期的に入所することもできます。また上記にあげた訪問介護は必要最短でのサービスになり、時間も厳守となりますが、小規模多機能型は1か月単位の料金設定になります。そして24時間サービスを受けるメリットがあります。
3.デイサービスを受ける。
デイサービスとの契約を行い、週に何回か(契約によってかわる)デイサービスを利用し、その施設内にてサービスを受ける。
主にこの3つの方法があるかと思います。全て介護保険内のサービスになりますので「サ高住」の家賃などとは別に料金が1割から2割負担が必要になります。
どうでしたか?少しは「サ高住」のことおわかりいただけたでしょうか?
「サ高住」はその施設によりその系列の介護保険サービスを提供している所と別途契約が条件になっているところもあれば、「サ高住」のみの契約で介護保険サービスをご自分で自由に選べるところもあります。
入居の検討をされているのであればよく説明を聞き、必ず現地へ見学に行くことをおススメします。
また料金もご自分の収入ギリギリのところを選ぶのではなく、家賃以外の介護保険料、通院費、交通費、暖房費、食費などプラスになることも念頭に入れて検討する必要があります。
私はこの「サ高住」のサービスの内容があまりに少ないということの驚きから記事にしてしまいましたが、私のように誤解している方多いでしょう。
この記事が検討されている方の参考になれば幸いです。